AGAとストレスとの相関と発毛治療ついて

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男性の薄毛の大部分を占めているAGAは、男性ホルモンのテストステロンが変化したDHTという物質が根本的な原因です。
この物質が特殊な受容体と結合することにより、ヘアサイクルを狂わせる脱毛因子が誘導されます。
これにより、本来であれば2年~5年は続く毛周期における成長期が半年~1年程度にまで短縮されるので、太く長く成長することが出来なくなり短い毛ばかりになってしまうのです。
短期間に大量の髪の毛が抜けるのは円形脱毛症かも…
ちなみに、受容体のDHTに対しての感受性は母方の祖父から受け継ぐ遺伝子が決め手となるので、この人物が薄毛の場合は高確率で発症することになります。

このようにAGAの発症には遺伝が密接に関係していますが、進行するスピードにはストレスも関係しています。
これは、ストレスを慢性的に受けていると頭皮の血液循環が悪化してしまうために、毛根への栄養素が足りなくなってしまい新しい髪の毛が作られなくなるからです。

この様な事情から、AGAを改善するためにはストレスを解消するためのアプローチも必要となるのですが、それが薄毛由来のものであった場合は育毛に成功すれば自然に解消します。
このために現在の発毛治療では、原因物質DHTの生産を抑制するという方法が中心で、これに加えて生活習慣を見直すという内容が主流となっています。

なお、2010年に日本皮膚科学会が作成した「男性型脱毛症の診療ガイドライン」によると、AGAに対しては内服療法における第一選択薬がfinasteride、外用療法の第一選択薬はミノキシジルを強く推奨しています。
前者はDHTの生産に関与しているⅡ型5α-reductaseの活性阻害剤で、後者は発毛を促進する作用を発揮します。
ちなみに、これらは作用機序に違いがあるので、併用することも可能です。